【SVシーズン2】流行りをメタれ! 奇襲!?スカミミ展開!!【最高4126位】
どうも。みゃーもりです。
シーズン1では、ステロ+カイリュー構築が結構流行ってて、上位陣の構築を真似たりレンタルしたりでシーズン2はもっと増えるだろうなぁ…と思っていました。
自分自身がステロ展開を扱うのを苦手としていたのもあって、流行りに乗る方向は考えず、流行りをメタる方向で構築を練り直しました。
今回はシーズン2で一番使って、タイトルにあるとおり瞬間4126位を達成した構築を紹介します。
【使用構築】
【構築経緯】
流行るポケモン筆頭としてデカヌチャン、そのほかガブリアス、コノヨザルあたりを想定したうえで、それらのポケモンを倒せること+後続のゴツメカイリューに積まれて全抜きされることを阻止できること、この2つに重点を置いた。
デカヌチャンは電磁波+ステロの型しかほぼいなかったため、上から挑発で展開させないようにするか、状態異常を無効にできて弱点を付けるようにするかのどちらかを採用することを考え、その結果後者の案でラム持ち炎ケンタロスを採用。
ガブリアス、コノヨザルは型が多い関係上で上から挑発で展開させないようにするのが難しく、ステロを撃たせるだけにして突破する方法を取るしかなかった。後続のゴツメカイリューを機能停止することも役割として考え、全員に有効打があるスカーフミミッキュを採用。個体紹介の欄でも述べますが、こいつが今回のキーポケモン。正直自分がいるレート帯の環境にはめちゃくちゃ刺さっていたと思う。
上の2体に加えて、シーズン1から引き続きタイカイデンとドラパルト、ドドゲザンを採用。タイカイデンとドドゲザンはシーズン1での使用感がなかなかよかったため、シーズン1の個体をそのまま流用。
タイカイデンは、ちゃんとシーズン1の反省を生かして、H4振りをB4振りに変えましたよ、ええ。
ドラパルトは、シーズン1では両刀で使っていたが、やはり耐久面での不安が大きかったため、受けきれないポケモンにするというコンセプトはそのままに、炎テラス竜舞型を採用。こいつ1体でアマガドオーを封殺できるのはえらい。
火力が乏しい構築であることがわかっていたので、残り1枠にはゴツメで定数ダメージを与えつつ、回復技がある物理耐久が高いポケモンとして、ドヒドイデを採用し、構築が完成。
【個体紹介】
タイカイデン@こだわりメガネ
テラスタイプ:水
特性:ちくでん
実数値:145-×-81-157-80-194
努力値:0-0-4-252-0-252
シーズン1から続投ポケモンその1。安定の使いやすさ。
ただ、ぼうふうを当てないと負け!という場面が結構あり、命中不安が仇になってしまった。たぶんエアスラの方がいい。特に今回の構築では、ぼうふうの役割対象であるコノヨザルを後述するミミッキュでどうにかできるようにしていたため、なおさらエアスラの方がよかった。その点は反省。
また、シーズン後半にはガブリアスが爆増していたので、テラス氷も試してみたが、ラウドボーンが重くなってしまったこと、タイカイデンにテラスを切ることでガブリアスを倒したとしても後々息切れを起こしてしまったことの2点が気になったので、使うのをやめた。
このポケモンにテラスタルを切った場合、地面技の一貫性ができてしまうため、シーズン2ではテラスタルを切る場面が少なかった。
選出率4位
ダメージ計算 ※以下全てのダメージ計算にはポケソルさんのダメージ計算ツールを使用
・H252振りヘイラッシャ 109.8~129.2%
・H252振りアーマーガア 111.3~131.8%
・H252振り水ロトム 59.9~71.4%
ぼうふう
・H252振りコノヨザル 122.6~144.8%
・H244振りウルガモス 122.6~144.6%
テラバースト水
・H252振りラウドボーン 106.2~126.1%
・H252-D4振りキョジオーン 92.8~110.2%(50%の乱数1発)
・H252振りバンバドロ 98.6%~116.0%
ドラパルト@いのちのたま
テラスタイプ:炎
特性:すりぬけ
技:ドラゴンアロー みがわり テラバースト りゅうのまい
実数値:145-1-81-×-80-194
努力値:0-0-4-252-0-252
シーズン1から型を変更したポケモン。
シーズン1同様詰めのエース。1舞からの全抜き性能が高くて、めちゃくちゃ強かった。みがわりを搭載することで、ふいうち択になった際に有利に進めることができ、先制技で倒されることがほとんどなかった気がする。ただし、闇雲に使うと自分の耐久を削るだけになってしまい、珠ダメも相まって死期を早めることになってしまったことも何回かあったため、そこはもっと気を付けるべき点だった…。そのあたりみがわりという技の難しいところ。
また、竜+炎の範囲だったため、鋼テラスしてくるドラゴンにも有利を取れており、択にはなるが、倒せることも多かった。あと、炎テラスである分、鬼火が効かないのも◎。ボディプレ搭載型の物理受け(主にアーマーガア)には、テラスを切らずに竜舞を積んで、攻撃するときにテラス切って倒す動きも強かった。
ただし、マリルリに対して有効打がなかったため、選出される場合は他のポケモンで倒す、もしくは削ることを優先し、選出されていなくても極力出さないようにして、対策した。炎テラスであることでアクジェが抜群になってしまうことが一番つらかった。
選出率1位
ダメージ計算 ※()は1舞後
ドラゴンアロー
・HB特化ガブリアス 89.4~108.9%(133.1~160.0%)
1舞後ならオボン込みでも倒しきれる
・H252振りドオー 73.5~87.0%(109.8~129.2%)
・HB特化ラウドボーン 44.6~53.1%
テラバースト炎
・HB特化サーフゴー 72.2~85.6%(105.7~125.8%)
・HB特化アーマーガア 64.9~76.1%(95.2~111.8%)
・H252振りドドゲザン 76.9~91.8%(117.0~136.8%)
炎ケンタロス@ラムのみ
テラスタイプ:草
特性:いかく
実数値:145-0-81-×-80-194
努力値:4-252-0-0-0-252
今回のコンセプトポケモンその①。
デカヌチャン対策として採用したが、威嚇のおかげで汎用性が高く、潤滑油的な役割も担ってくれた存在。当初岩石封じの枠は鬼火にしていたが、大事な場面で外すことが多かったので、解雇。封じで相手のS下げるだけで、他のポケモンが格段に動きやすくなっていたため、正解だった気がする。交代際に出てくる耐久振りのウルガモスにも刺さる技だったため、その点もよかった。
一応ガッサに対抗できるように草テラスにしたが、他のポケモンにテラスを切ることが多かったため、こいつにテラスを切ることはなかった。というか、そもそもガッサに当たったことが数えるほどしかなかった。
ただし、後半対策され過ぎたのかデカヌチャンに出会わなくなってしまったため、こいつの選出率もガタ落ち。なかなか選出する機会に恵まれず、活躍の場が少なくなってしまった…。
選出率6位
ダメージ計算
・H244振りデカヌチャン 89.1~106.9%
・HB特化オーロンゲ 34.7~41.6%
・HB特化アーマーガア 47.9~56.6%
じしん
・HB特化ラウドボーン 38.0~45.5%
・H252振りドオー 65.0~76.8%
・H252振り毒テラスコノヨザル 57.2~67.3%
・H4振りセグレイブ 103.7~122.6%
・H4振り無テラスカイリュー 57.5~68.3%(マルスケ込み)
・無振りサザンドラ 119.8~141.4%
ドドゲザン@とつげきチョッキ
テラスタイプ:悪
特性:そうだいしょう
実数値:205-205-141-×-106-72
努力値:236-252-4-0-4-12
シーズン1から続投ポケモンその2。タイカイデンと並んで安定の使いやすさ。
ただし、シーズン1の反省が全く生かされていません。なんでけたぐりに変えてないんだよ!!俺!!
真面目な話、壁対策は炎ケンタロスで出来ていたので、本当に瓦割りいらなかった。けたぐりにしとけ…。
という茶番はさておき、役割としてはシーズン1と全く変わらず、サーフゴーやサザンドラ、クエスパトラ相手に後出しして流す役目。当たり前だけど、サーフゴーとサザンドラは気合い玉持ってる型が徐々に増えてたし、シーズン後半に増えたクエスパトラがテラバ格闘で吹き飛ばしてくることもあったので、シーズン1よりは使いにくかった印象。環境に適応して、もう少しDに振って、特殊耐久上げる方がよかったかも…。
それでも総大将+悪テラスの不意打ちの火力はすさまじかったし、対面性能自体は高かったので、他人にお勧めできる自慢のポケモン。
選出率3位
ダメージ計算 ※()はそれぞれ総大将発動(1.1倍、1.2倍)時
ドゲザン
・HB特化サーフゴー 62.9~75.3%(69.1~83.6%、77.4~90.8%)
・HB特化ラウドボーン 55.0~66.4%(62.6~74.0%、68.3~80.6%)
・H244-B252振りクエスパトラ 80.6~95.6%(87.6~104.5%、95.6~113.5%)
・H4振りセグレイブ 88.0~103.7%(97.4~114.2%、104.8~123.6%)
・HB特化オーロンゲ 36.2~43.1%(40.1~47.6%、43.1~56.0%)壁有
・H252振り妖精テラスカイリュー 41.0~48.5%(45.5~53.6%、49.0~58.1%)
マルスケ込み
テラスタイプ:妖精
特性:ばけのかわ
技:シャドークロー トリック みちづれ じゃれつく
実数値:131-156-100-×-125-148
努力値:4-252-0-0-0-252
この構築のキーポケモン。いやほんまこいつ強い。
そもそもスカーフで使っている人が少なかったので、受けポケモンへのトリックがあまり警戒されず、そこから崩して勝ち筋を掴んだ試合がほとんど。実際こいつを選出したときが統計上一番勝率がよかった。
刺さっていることが多く、初手で出てきやすいマスカーニャ、ステロ搭載型ガブリアスやコノヨザルなどを意表をついて削ることができ、数的有利を取る展開が多かった。その後も温存しておくことでスカーフみちづれによる強引な突破や前述のスカーフトリックによる受け崩し等々、なんでもござれ。たとえ自分より速いポケモンがスカーフを持っていたとしても、ばけのかわで耐えることができる+相手の持ち物がスカーフであるという情報アドバンテージを握ることができるというのがとても強かった。
弱点としては、通常珠を持たせて火力を補助する型より火力が劣ること、じゃれ外しによるスカーフばれ。あんまりじゃれつく外さなかったので、2つ目はそこまでじゃないかな?という感じだが、明確な弱みではある。
とは言え、シーズン2はこいつに支えてもらった。
選出率1位
ダメージ計算
シャドークロー
・H252振りコノヨザル 58.1~69.2%
・HB特化ラウドボーン 35.0~42.7%
・H4振りサーフゴー 66.3~78.6%
じゃれつく
・H252振りガブリアス 64.2~76.3%(オボン込みでも確定2発)
・H252振りコノヨザル 72.9~86.7%(オボン込みでも確定2発)
・H4振りセグレイブ 75.4~89.1%
テラスタイプ:妖精
特性:さいせいりょく
技:ひやみず どくどく たくわえる じこさいせい
実数値:157-×-224-73-163-55
努力値:252-0-252-0-4-0
今回の物理受け。
ヘイラッシャと違い、それなりに高い特殊耐久を持ち合わせているのが強み。個人的評価ポイントはたくわえるを覚えていること。これにより、テラス妖精込にはなるものの、通常止められない水ロトム等の特殊アタッカーも倒せるように。
その代わり、2段階上昇系の詰み技を持っている相手には押し切られる場面も。黒い霧採用していれば…と思うこともあったが、たくわえるを採用していることで勝ちを拾えた試合もあるので、一長一短。
テラス妖精にしているのは竜対策。地震を持っている場合が多いため、死に出しか半減技を撃ってくるタイミング(主にセグレイブもつららばり)で後出しというタイミングでテラスを切って、地面技の対策をしていた。どくどくやゴツメの定数ダメを稼ぎつつ、冷や水で積ませない動きを徹底したため、対応できない相手は勝ち切れたが、火力の低さが目立ち、削り切れない場面もほどほどにあった。
選出率5位
【選出パターン】
とにかくかを初手に置き、相手の展開を妨害して数的有利を取ったら、有利なサイクルで相手を削り、で積んで倒しきるパターンがほとんど。残り3体は相手の構築を見つつ、適切なポケモンを選出する感じだった。
【振り返り】
ミミッキュの奇襲が驚くほど機能した構築だった。それのおかげもあってか、シーズン1の成績を大幅に更新し、瞬間5000位を切ることができた。対戦数も結構やって170戦近く潜った。
ただ、シーズン1では数が少なかったキョジオーンや、シーズン中盤から流行り始めたバンバドロに対応できない場面が増えてきたため、構築を変えたことが仇になり、最終順位は20000位強という個人的に情けない結果に終わった…。
変えた部分は、選出率が極端に減った炎ケンタロスをHBウルガモスにしたり、構築の肝だったミミッキュをステロ搭載コノヨザルにしたりで完全に迷走してしまって、負けが込んだという感じ。
ツイッターの方でも言ったが、自分の構築を最後まで信じることができなかったことが一番の反省点。構築の根本的な部分を変えずに、微調整でどうにかできる範囲だったと思うので、そこだけが本当に悔しい。環境の変化についていくことも大事だと思うが、自分で作った構築を、そのコンセプトを貫き通すことも大事だと思う。
なんにせよ、今回の反省を生かして、次のシーズンも頑張りたいと思う。
シーズン3からはパラドックスポケモンが解禁されるため、SV始めたときから使いたかったトドロクツキを使った構築を最初は組んでいきたい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!